
著 栗原康
原作 瀬々敬久・相澤虎之助
予価 本体2200円+税
四六判・並製・432ページ
ISBN978-4-907053-25-3 C0095
2018年7月11日発売
装丁:吉岡秀典(セプテンバーカウボーイ)
関東大震災直後、急速に不寛容な社会へとむかう時代、女相撲とアナキストが出会った- 鬼才・瀬々敬久、構想三十年の入魂作『菊とギロチン』に、異色の政治学者・栗原康がガブリ寄り!希代の取組による破壊的創作評伝小説誕生。 瀬々敬久による映画の後日談小説「その後の菊とギロチン」収録!
「この世のなかに、あらがえないものなんてない。自分の身体を爆弾にかえろ。テメエの脳天をふっとばしてやれ。とりみだしたその身体を生きてやるんだ。」 栗原康
「何かを変えたいと映画を志した若い頃、自分はこういう映画を作りたかったのだと初めて思えた。あとはいざ、世界の風穴へ。そうなれれば本望だ。 」瀬々敬久
目次
(一)おら、つよぐなりでえ!
(二)みんな鬼に喰われちまえだァ
(三)不逞じゃねえよ、太えだよ
(四)やるならいましかねえ、いつだっていましかねえ
(五)なめんじゃねえ!
小説・その後の菊とギロチン 瀬々敬久
あとがき